仲を深めるには「聞き上手」がオススメです

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こんにちは、タクミです。

「人間関係」っていつの時代でも大きな悩みを伴う部分ですよね。うまくいってれば毎日楽しいし、うまくいってなければ1日中気分がドンヨリします。

そんな人間関係の中でも重要なスキルは「いかに仲良くなるか」です。どのように人と仲を深めていくのかは、人生レベルで考えても大切ですよね。

今回は、どのようにして特定の人と仲良くなるかについて解説していきます。
なお、この記事を読んでもらいたいのが下記の方。

  • 日頃、人間関係におけるトラブルが多い
  • 今、仲を深めたい人がいる
  • なぜか、人から好かれないと感じる

それでは、いってみましょう!

聞き上手が最強です

結論から言います。
聞き上手になりましょう。

巷にあるコミュニケーション関連のものでも「聞き上手」が良いということは言われていますが、その理由は以下のようになっています。

話すのが得意ではない人に向けて作られたものだから

コミュニケーション関連の情報自体は、話すのが得意ではない人に対して作られているものですよね。そのため、「話すのが苦手でも問題ないよ」=「聞くのがうまければ問題ないよ」という構成になっています。

今回は、話が苦手=マイナスの由来から「聞き上手」について解説するのではなく、「聞き上手」自体が持っている効果に着目して解説していきます。

人は自分が好き

ではまず、なぜ「聞き上手」がいいのかということから解説していきます。
そもそものところ、人っていうのは自分が大好きです。

「いや、自分の好きなところなんてない!」と感じるかもしれませんが、大抵は自分のことが好きで他人に褒められると嬉しいのもこれに基づきます。
ここで抑えておきたいポイントが1つ。

根源では自分が1番大切

上記の通り。
ここを誰かとコミュニケーションをする際に意識するのとしないのとでは、大きな差に繋がります。

なぜ、ここが重要なのか。
それはここの意識によって「自分が楽しいだけの会話」か、「相手も楽しい会話」か分かれるポイントだからです。
誰かと仲を深めたいなら、相手も楽しい会話を心がけましょう。

対話相手も「自分のことが大切」で、自分が相手の存在を引き上げる言葉であったり、態度をすれば当然、大きな信頼を得られます。

「聞き上手」は完全な相手本位

人は「自分が大好き」という話をしましたが、「聞き上手」というのは非常に相手の存在を認める(=自分大好きな感情を満たす)のに効果的です。

「聞く」という行為自体、相手の考えを受け止めるというものなので当然といえば当然ですがこの事実をしっかりと理解できている人は多くないので、ここで記述しました。

ここでのポイントが下記です。

「聞き上手」は相手本位

「聞き上手」というのは、自分の考えを発信するのではなく相手の考えを受け止めることが上手いということです。

ということは、それだけ相手の考えを受け止めて共感を示せる(=仲間意識が芽生える)ということなので仲はどんどん深まります。

ただ、ひとつ注意したいポイントがあります。それが以下の通り。

  • 「忍耐力」が必要

先程述べたようにあなたにも「自分が大好きな気持ち」はありますよね。それは、相手に考えを提示してそれに共感してもらう(認めてもらう)ことで満たされます。

聞き上手になるということは、あなたが相手のこの気持を満たす側に回ることなのであなた自身のこの気持ちは満たされないです。

ここが、「聞き上手」の1番の難しさですね。自分の考えを発することができないってのはなかなかの「忍耐力」を必要とします。

自分のことしか話さない人が好かれない理由

ここまで来ると、なぜ自分のことしか話さない人が好かれないのかもわかってきますね。自分のことしか話さない人は、自分の「自分大好き」感情を満たすためだけに話しているので相手のことを考えてないのが一瞬でわかります。

本当に、仲を深めたいと考えていたらきっと「対話」をしっかりとしてお互いに満たし合うはずですよね。

つまりこのような人が好かれない理由は下記のとおりです。

自分本位の会話をしているから

「聞き上手」が「相手本位」なのに対して、「自分本位」の会話をしてしまうのでなかなか好かれません。このスタイルを続けているとどんどんループにハマっていきます。

それが下記。

  • 自分本位の会話→好かれない→十分に満たされない→自分本位の会話→好かれない→etc…

永遠と満たされない状態が続くので、どんどんこのワナにハマりこんでいきます。「聞き上手」になり、少しでも相手の感情を満たすことにフォーカスすれば自然と相手からも好かれ、満たされていきます。

聞き上手の本質は〇〇

ここまでは、なぜ聞き上手がオススメかについてお話してきました。で、ここからは具体的にどのように聞き上手になればいいのかポイントを解説していきます。

まずは、結論から抑えておきましょう。それが下記。

聞き上手の本質は「理解」と「共感」

ここまでも解説しましたが前提条件として人間は「自分が大好き」です。
つまりは、ここを満たすことが「聞き上手」につながるわけですね。その方法を次に解説します。

「理解」する

相手の考えを理解するということは言葉だけで見るとカンタンに見えますが、実際に深くまで理解するとなるとかなり難しいです。理解するためには「聞く」ことが前提ですが、意識してほしいポイントが下記。

能動的に聞く

「聞く」行為は受動的なものだと認識されがちですが、この場合は能動的に「聞く」必要があります。どういうことか理解しづらいと思うので具体例を挙げます。

〈受動〉
A「スライムっていうのは、青色のモンスターなんだよ」
B「へ〜、そうなんだ!」
A「そして、最弱のモンスターでもあるんだよ!」
B「なるほど〜」

〈能動〉
A「スライムっていうのは、青色のモンスターなんだよ」
B「へ〜、そうなんだ!」
A「そして、最弱のモンスターでもあるんだよ!」
B「なるほど〜」
 「最弱だと、人気もないの?」←NEW!!
A「そんなことはくて、多くの人から愛されてるんだ!」

これが能動的に「聞く」です。後者のほうが、能動的なため情報も得られて結果的に理解度は比べ物にならないです。受け身の場合は相手が提示した情報しか知ろうとしないので、深い理解は難しくなります。

「共感」する

基本的に、相手の考えを深くまで理解して、深くまで共感することができれば仲は深まります。「理解」の部分では能動的に聞くことが重要だとお伝えしました。次は、「共感」の部分です。

「共感」の際にも、ポイントがあります。

自分の類似体験と交える

「理解」の部分で、相手の考えを深くまで理解できたのに「共感」部分でそれが相手に伝わっていなかったら意味がないです。
相手により理解していることを伝えるために共感の際には「自分の類似体験を交える」ことを意識してみてください。

というのも、よく言われる「聞き上手」のテクニックに「オウム返し」というものがあります。
これは、相手が言った言葉をそのまま返すことで親近感や理解を示すためのものなのですが、その欠点が下記。

  • 共感の度合いが浅い

ただ、相手の言ったことを反復してるだけなので場合によっては本当に聞いているのか疑われかねないです。そのために「自分の類似体験を交える」のは非常に効果的です。

そのメリットが下記。

  • 相手と似た経験によって親密度が高まる
  • 話を聞いていることを示せる

話を聞いていて、似たような経験をしていると感じたらすかさずそれを交えて共感を示しましょう。効果大です。

最後に:相手本位は自分に返ってくる

今回は「聞き上手」をテーマに話しました。そのなかでも重要な考え方が「相手本位」になること。

コミュニケーションは感情と深く結びついているので「聞き上手」になるのは忍耐力が必要ですが、この努力をする価値はあります。「相手本位」になり、相手の気持ちを満たすことができれば、それは自分にも大きく返ってきます。

「理解」して「共感」すれば、相手はあなたを今までにいない人だと感じるかもしれません。「聞き上手」になる忍耐力を持っている人はそう多くないので。

誰にとっても唯一の理解者になれるレベルまで「聞き上手」を深めていくのもおもしろいかもしれませんね。

ぜひ、日々の生活で参考にしてみてください!
それでは!