ギリギリまで部活をやっていたほうが志望校に受かりやすい言説を考察してみた

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こんにちは、タクミです。

今回は学生の方に対して記事を書きます。その中でも特に受験生の方です。これから夏休みにも入り、受験勉強が本格化していきますね。その中でもある考えが共有されています。それが下記。

ギリギリまで部活をやっていたほうが結果として志望校に受かる

ぼくが学生時代のころはこの考えを多くの人がもっていました。確かに実際そうなのかもしれませんが、なぜなのかはよくわかりませんよね。

ということで、今回は「ギリギリまで部活をやっていたほうが志望校に受かりやすい説」を考察していきます。今、学生でない方も成果を出すために必要な要素をまとめて提示していくのでぜひ参考にしてみてください。

それでは、いってみましょう!

なぜ志望校に受かりやすい?

それでは、さっそく考察に入っていきます。なぜ、ギリギリまで部活をやっている人は志望校に受かりやすいのでしょうか。

この結論が下記。

本質的な能力が備わっているから

ギリギリまで部活をやって「大会で好成績を収める」だったり「コンクールで入賞する」などの目標にコミットしてきた人は、勉強面に関しては早めに受験勉強をスタートしてる人には及ばないかもしれないです。

ただ、この場合足りてないのは知識だけ。
知識を高速で身につけて「志望校に合格する」ための本質的な能力はかなり高いレベルで所持しています。

イメージが湧きにくいかもしれないので具体的に提示します。
下記の通り。

  • 忍耐力
  • 集中力
  • 体力
  • 行動力

ざっとこのあたりです。勉強に関する知識ではなく、高速で知識を見つけるための地盤の能力を部活を長く続ける中で磨いてきています。そのため部活を引退したら勉強においても高速で結果を出すことができるんですね。

一般論→「早くから勉強してたほうが良いでしょ」

なぜ部活を続けていた人が引退したあとに高速で結果を出すことができるのかは、繰り返しですが本質的な能力を身につけているからです。

この点からある一般論についても考察していきます。

早くから勉強してたほうが良いでしょ!

上記のとおりです。
部活を早めに引退して受験勉強に早期から取り組んできた人がこう思うのも当然ですね。確かに時間面でいったら早めに引退して勉強をしていたほうが多くの時間を受験勉強に費やすことができます。

受験勉強に使う時間が多ければそれだけ知識の量も増えるので、成績が上がるように思えるのは当然です。そして実際に成績も上がるんですが、部活を続けていた人はそれを上回るスピードで知識を獲得していけます。

本質的な能力が備わっていれば成長スピードはそれだけ早くなります

ぼくはこの本質的な能力のことを「脳のOS」と読んでいます。このOSのレベルが高ければ高いほど高い質で行動していくことができ、結果として成果を出すまでの時間も短いわけですね。

次は、先ほど提示した本質的な能力が具体的にどんなものか解説していきます。

本質的な4つの能力

まずは、その本質的な能力がどんなものだったかおさらいします。
以下の4つでした。

  • 忍耐力
  • 集中力
  • 体力
  • 行動力

この4つの能力は「受験」という状況に関わらずどんな場面でも成果をすばやく出すためには重要な能力です。

順に見ていきましょう。

忍耐力

忍耐力はきつい状況に直面したときにいかにその場で踏ん張れるかという能力ですが、成果を出すときにはこの能力は重要です。

努力をする段階というのは基本的にはツラいです。結果が伴わなかったり、やるべきことが膨大だったりすると「もういいや…」となりやすいです。

こうならずに努力を継続するためには忍耐力が大きな効果を発揮します。では、部活を継続していた人はどのように忍耐力を強化していたのでしょうか。

  • 先輩、監督からのプレッシャー
  • なかなか結果が出ないことへの焦り
  • チャンスが一度しかない状況

スポーツなど結果が求められる部活の場合、上記のような状況に少なからず直面します。当然どれも精神的な負担が大きいものです。これらの状況を耐え忍んできたら「忍耐力」が身につくであろうことは納得できますね。

集中力

集中力はもはや成果を出すときには必須のものですね。なにをするのであっても「集中= いい状態」なのはスムーズに理解できるかと思います。

そして、受験勉強に取り組むときにも重要度が高いのもこの「集中力」です。もし、どれだけ時間があったとしてもその時間における集中が限りなく低いものだったら知識の定着率も低くなりますよね。

受験勉強においては「質」と「時間」をいかに高めていけるかの勝負なので、身に付けておきたい能力の1つです。

部活を続けていれば集中力が高まるのはかなりわかりやすいと思いますが、それは受験勉強でも同様のはずですよね。なにが違うのでしょうか。

体を動かすことが集中力を高める

これは運動部など体を動かすことが活動内容と直結している部活に限定されるかもですが、体を動かすのは集中力を高めるという研究結果があります。

ランニングなどでもこの効果は働くので、集中力を高めたい方は体を動かすことを日常に入れ込むといいかもです。

体力

体力もなにか成果を出したいと思ったときには重要なものになります。体力はあまり意識されない部分なのでぜひ抑えておきましょう。

体力が成果を出すために必要なのにはいくつか理由があるんですがそのなかでも1番の理由が下記です。

何をするのにも体力は基本

体力を少し違う見方をすると「疲れに対する基準の高さ」とも取れます。体力が少ないほどすぐに疲れた…という状態になりやすいし、体力が多いほど疲れた…とはなりにくいですね。

受験でもなんでもそうですが、すぐに疲れて休憩に多くの時間が必要だと努力のための絶対時間が足りなくなります。

部活を継続している場合に体力を向上させやすいのは、それだけ1日に多くのことをやっているからです。1日で授業、部活、次の日の予習などが最低限あるので、疲れに対する基準は高くなります。

成果を出すための行動量を増やすためにも体力は必須ですね。

行動力

行動力も成果をすばやく出すためには大きなポイントになります。ちなみにですが行動力と行動量はまた別のものなので区別しておきましょう。

行動力は「実行力」とも言いかえられます。実行力が高いと効果的に成長することが可能になります。具体例を見てみましょう。

Ex.

〈行動力がある〉
わからない問題に衝突!
→すぐに教師、得意な友達に聞きにいく

〈行動力がない〉
わからない問題に衝突!
→どうしようか迷ってなかなか行動に移らない

受験勉強のようなある程度、型が決まっている枠の中では考えても答えが出なかったら人に聞いたほうが良いです。時間が限られてるので実行力があればそれだけスピード感をもって成長できますね。

周りを巻き込んで、目の前の壁を攻略していきましょう。

最後に:脳のOSを鍛えよう

さて、今回は「部活をギリギリまで続ける人はなぜ志望校に受かりやすいのか」というのをテーマに考察してみました。受験に限らず、成果を出したい場面で身に付けたい脳のOSというのも紹介しました。

なにか目標を達成したいと思ったら、時間を確保するのは必須です。時間がなければなにもすることができませんからね。

ただ、時間だけでなく質の部分も追求してみると今よりも成果を出しやすくなるかもしれないです。時間を増やすだけでなく、脳の基礎能力を高めると同じ時間勉強しても脳への定着率に差が生まれます。

まずは時間を確保して時間を確保できたら、自分の脳のOSを高めてみましょう。そうすることで今より格段に早く成長することも可能になります。

今回はこれで以上になります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

それでは!!