読書レポートを3時間で書く方法【年間読書量600冊が解説】

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こんにちは、mioです。
読書レポートを書けと言われても、まとまらず悩んでいませんか?

そもそも、サークルもあるし読書レポートは短時間で終わらせたいな。短時間でもシンプルにまとまった読書レポートって書けないのかな?


1から読書レポートを書くのって苦痛ですよね…。しかし、読書レポートにはコツがあります。そのポイントを押さえれば、誰でもスラスラと読書レポートが書けるようになります。

ぼくは学生時代に、100ちかく読書レポートを書いてきました。試行錯誤したなかでも、特に効果のある方法を厳選して解説します。

本記事のテーマ

  • 読書レポートの基本的な書き方
  • 誰でもできる読書レポートを3時間で書く方法

上記のテーマを深堀りして解説します。
この記事を読めば、読書レポートの課題が出ても瞬殺です。「めんどくさいなぁ」と先延ばしすることもなくなるので、参考にしてみてくださいね。

読書レポートの基本的な書き方

まずは、読書レポートの全体像を知っておきましょう。全体像を知らないと、1からやり直すことにもなります。

  • 序論(どんなテーマで書くのか?)
  • 本論(主張とその根拠)
  • 結論(全体のまとめ)

この3つが揃って1つの読書レポートになります。どれか1つ抜け落ちても成立しないので、注意しましょう。

読書レポート=読書感想文+根拠

読書レポートは本を読んで感じたことを、論理的に説明するものです。カンタンに言うと「本を読んでなにを考えたか」を根拠をもって説明するということ。

「え、根拠ってよくわからん…」と思うかもですが、難しく考えなくてOKです。

 根拠の例

ここでは「AIは仕事を奪うのか?」というテーマで読書レポートを書くことにします。

  • マイケル・A・オズボーン准教授は「今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高い」と主張している
  • 社会人にアンケートをした結果、「3人に2人がAIが仕事を奪うことに不安を感じている」
  • 総務省レポートによると「大企業の8割がAI導入を検討」とのこと

上記が「根拠」の部分です。アンケートも一例として挙げましたが、時間がかかるのでやらなくてOKです。
ちなみに、上記の根拠は今、5分くらいで探してきました。その方法もあとで詳しく解説します。

 

読書レポートの3つの要素

読書レポートの3つの要素は、以下のようになっていましたね。

  • 序論(どんなテーマで書くのか?)
  • 本論(主張とその根拠)
  • 結論(全体のまとめ)

大学のレポートすべてに共通する型なので覚えておきましょう。基本的には「序論:本論:結論」で「2:6:2」の割合になります。

読書レポートを書く前の下準備

読書レポートを書く前に、やることが2つあります。そして、この2つで読書レポートの80%は終わったようなものです。少しだけがんばりましょう。

  • 本をパラパラと読む
  • テーマ・主張・根拠をまとめる(構成をつくる)

当たり前ですが読書レポートなので、本を読まないとなにも書けません。
とはいえ、本を1冊読むと考えると少し萎えますよね。なので、1冊の本を30分で読む裏ワザもあとで解説します。

そして本を読んだら「テーマ・主張・根拠」をまとめていきましょう。ここが最重要です。1.5時間くらい使うイメージでいましょう。

この2つのステップが終わってようやく「書く」段階になります。多くの人は「書くことに時間を使う」と考えがちです。しかし、全体の20%ほどの割合なのでそこまで重要ではありません。

誰でもできる読書レポートを3時間で書く方法

ここからが本題です。これから説明する手順を実行すれば、3時間で読書レポートが完成します。
全体の流れは大きく3つです。

  1. 本をパラパラと読む
  2. テーマ・主張・根拠をまとめる(構成をつくる)
  3. 構成に沿って、文章にする

くわしく見ていきましょう!

①:本をパラパラと読む

読書レポートで1番めんどくさいのが「本を読むこと」ですよね。1冊の本を読むのには、時間がかかります。ただ、それは「普通に読んだら」の話です。

読書レポートでは、本を1冊読む必要はありません。「えっ!」と思われるかもですが、事実です。その理由は以下のとおりです。

Point!読書レポート≒あなたが考えたこと

くりかえしですが、読書レポートは本の内容ではなく、あなたが考えたことがメインです。それなら1冊まるまる本を読んでも、時間がムダになるだけです。必要最低限でOK。

 読むべきポイント

  • 目次
  • 「はじめに」
  • 「おわりに」
  • 目次で気になった章を1つ

最低限、この4つのポイントさえ読めばOKです。ちなみにページ数で言うと全体の20%くらいかと。つまり、通常の1/5の時間。最高ですね。

本を速く読む方法について、もっと詳しく知りたい方は下記の記事もご参考に。
1時間で1冊読む方法を解説しています。

 「でも、要約はどうするの?」

序論で全体のカンタンなまとめ(要約)を書く場合もありますね。とはいっても、100〜200字もあれば多すぎるくらいです。サラッと触れるだけでOK。

なので、全体の流れを知りたいときはツールを使いましょう。オススメなのが「flier(フライヤー)」という本の要約アプリです。1冊の本の要約をサクッと見れるので、使ってみてください(無料でも十分に使えます)。

フライヤー / ビジネス書の要約アプリ

フライヤー / ビジネス書の要約アプリ

Flier Inc.無料posted withアプリーチ

もし、このアプリに読んだ本の要約がなければ「〇〇(本の名前) 要約」でググればOKです。コピペはダメですが、参考にしつつ100字程度の要約をつくりましょう。

②:テーマ・主張・根拠をまとめる(構成をつくる)

くりかえしですが、ここが読書レポートの8割を占めるほど重要です。
3つのポイントを見ていきましょう。

  • テーマを設定する
  • 主張をワンメッセージで考える
  • 主張のための根拠を集める

テーマを設定する

もしかしたら、教授から「〇〇について」という大まかなテーマが出されているかもですね。ただ「結局、何を書けばいいんだ?」となりがちなので、詳しく解説します。

まずはかるーく具体例から見ていきましょう。AIに関しての読書レポートを書くとします。

  • 「AIは、今後どんな役割を担うのか?」
  • 「AI活用に際しての望ましい方向性とは?」
  • 「囲碁の世界王者にAIが勝利した事例から見える未来とは?」

これがいわゆるテーマです。難しく見えがちですが、ぶっちゃけなんでもOKです。ただし、1つだけポイントがあります。

Point!主張が1つになるテーマを設定する

つまりは、主張がぼんやりとするテーマはNGということ。例えば「AIについて」をテーマとすると、ぼんやりどころか「何を書けばいいか、わからない…」となります。

答えを1つに絞りやすいテーマを設定しましょう。

  • 「AIは、今後どんな役割を担うのか?」→肉体労働を減らす役割
  • 「AI活用に際しての望ましい方向性とは?」→AIと人間がお互いにサポートし合う
  • 「囲碁の世界王者にAIが勝利した事例から見える未来とは?」→計算処理の多くをAIが担う未来

先ほどの具体例は、主張が1つに絞りやすいように設定しました。参考にしてみてください。

主張をワンメッセージで考える

テーマを設定したら、それに対しての主張を考えてみましょう。ぼんやりと、自分なりの考えが浮かんでくるはずです。

Point!テーマと主張はセット

なかなか主張が浮かんでこない場合は、テーマに問題があるかもしれません。「〇〇について」などのぼんやりとしたテーマだと主張も浮かびにくいです。

 主張は、間違っていてもOK

ぼくもそうだったのですが、多くの人は「いや、間違っているかもしれない…」と考えてしまいます。そうなると、主張もぼんやりとして浮かびにくいです

そもそも、完全に正しい主張なんて存在しないので、気楽に考えましょう。

 好きな食べ物は?

  • Aさん「リンゴ」
  • Bさん「ブドウ」
  • Cさん「オレンジ」

このイメージです。主張に絶対の正解はありません。とりあえずでもいいので「自分の主張はコレ!」と決めてしまいましょう。

主張のための根拠を集める

主張ができたら、次は根拠を集めましょう。
2000字程度であれば、データが3つもあれば十分です。

 例:バナナを食べるべき

主張と根拠の展開図

こんなイメージです。あなたが考えた主張の根拠となるデータを3つほど集めましょう。

 データの集め方

  • 読んだ本から引用する
  • インターネットで検索する
  • 詳しい人に聞く

1番カンタンなのは「インターネット」ですね。「〇〇 データ」「〇〇 論文」 のように検索してみましょう。

構成に沿って、文章にする

ここまでできたらあとは書くだけです。書くべきことが、しっかりとできあがっているのでスラスラと書けます。逆に、ここまでのステップを踏んでいないと「なに書こう…」と筆が止まって、日が暮れてしまうので注意しましょう。

 全体の構成

文章構成の全体像

上記のテンプレートに当てはめつつ、書いてみてください。このテンプレートであれば、わかりやすくシンプルに、さらにスピーディに書き上げられます。

最後に:コツを押さえて読書レポートを書こう

さて今回は「3時間で読書レポートを書く方法」というテーマで解説しました。
実際、多くの学生はこの方法を使っていないので苦戦します(ぼくもそうでした…)。

何度も読み返して、サクサク読書レポートを作り上げましょう。

ということで今回はこれで以上になります。
ありがとうございました!