読書しても「成長」を感じられないのには理由があります【解説】
こんにちはmioです。
本を1日1冊読む日常です。
年間では600冊を達成しました。
- 本の内容が身についているか不安…
- 何を意識しながら読めばいいかわからない
上記のような悩みにお答えしていきます。
毎日本を読んでいるのに内容を吸収できず、「30時間ムダになった…」なんてことになったらイヤですよね。
ということで今回は「読書しても「成長」が感じられないのには理由があります」というテーマで解説していきます。
「原因」と理解して徐々に改善していきましょう。
本記事のテーマ
- 「レベルアップ」にならない3つの理由
- 「自分」のための読書ライフ
上記のテーマを深掘りしていきます。
ライトな内容なのでスキマ時間に読んでみてくださいね。
「レベルアップ」にならない3つの理由
毎日時間を作って読書をしているのに「レベルアップ」できていない…ということが昔のぼくにもありました。
せっかくの努力がムダになるようでモチベーションが下がりますよね。
実はこれには理由があります。
- 本と自分とのレベル差
- 目的0の読書
- 過度な「速読」
上記の3つです。
以下で詳しくみていきましょう。
本と自分とのレベル差
「ドラゴンクエスト」をやったことありますか?
RPGの代表格ですよね。実は読書とドラクエには共通する部分があります。
レベル差が大きいと「成長」できない
ドラクエでは序盤、スライムを倒すだけでもサクサクとレベルが上がっていきます。
しかしレベルがある程度高くなると何体倒してもレベルアップしません。
また敵が強すぎてもワンパンでやられるので経験値は入りません。
レベルの差が大きいとレベルアップしにくいんですね。これは読書においても同じです。
- 小学生向けの学習書
- 原稿用紙1枚分の文章
- 算数の教科書
社会人が上記のものを読んでもほとんど成長はないですよね。既に知っていて適切なレベルではないので成長しにくいです。
- ミクロ経済学の本
- 中国の政治事情に関する本
- 行動心理学の専門書
逆に上記のものを読んでも成長はしづらいです。自分に対してレベルが高すぎるのでほとんど理解ができません。
自分のレベルと本のレベルの差が大きいと「カンタンすぎる」or「理解ができない」という状態になり適切な成長ができません。
目的0の読書
サクサクと成長できるときは「あること」が明確になっています。
上記の通り。「目的」が明確なときは成長しやすいです。
- 1ヶ月でCSSの基礎を身につける
- 英単語を1000語覚える
上記のように「目的」が明確だとやることもハッキリしているので成長スピードも速いですよね。
逆に「目的が0」だと成長はほとんどありません。当然ですが達成したい到達点がないので行動のクオリティが落ちます。
- 慢性的な集中力不足
- モチベーション不足
上記のような状態になります。ぼくも経験ありですが目的なくダラダラと読んでいる本は内容もアタマに残りません。
せっかく時間をかけるなら目的を持って短期集中型の読書にしましょう。
過度な「速読」
読書がテーマのときは「速読」もよく話に上がります。
「1時間で3冊読める」と言えば周りからの注目も集まりますからね。ただ巷で言われているような「速読」ってほとんど効果がありません。
事前知識もないような本を読むのには「用語の理解」「本質の抽出」などが必要なので時間がかかります。
過度な「速読」は効果なし
上記の通り。ただ「早く本を読める」という満足感に浸るためだけに本を読むのはあまりオススメしません。
おそらく読み終わったあとに「どんな本だった?」と聞いてもいい返答は返ってきません。
「成長すること」を目的とするなら「速読」がデフォルトにしないほうがいいです。
ゆっくりと内容を理解するほうが時間の短縮にもつながります。
「自分」のための読書ライフ
「自分」の成長につながる読書をするのにも方法があります。
「効果的な読書をしたい!」という方は1つずつ改善していきましょう。
- 自分と本のレベル差を±5程度に
- 読む前のルーティン設定
- 1ヶ月1冊でもOK
上記3つを意識しましょう。
以下で詳しく解説していきます。
自分と本のレベル差を±5程度に
まずは先ほどのNGルールを確認しましょう。
本と自分とのレベル差が大きい
レベル90の状態でスライムを倒してもほとんど成長がないように、適切な本を選ばないと成長しにくいという内容でした。
「成長」を最大化させるためには「本選び」にも気を使う必要があります。
- 知識のない分野は入門書から
- 知識のある分野は専門書を
大きく分けて上記の2つです。
知識がないのにいきなり専門書を読もうとしてもただただ時間が過ぎていくだけです。
「図解しているもの」や「マンガ形式」でわかりやすい本からはじめましょう。
レベル1でラスボスに戦いを挑むのはオススメできないので地道なレベル上げをしていきましょう。
読む前のルーティン設定
成長をブロックする2つ目の原因をもう一度みてみましょう。
上記の通り。目的がないと成長もありません。
本を読むときは「なんのためにこの本を読むのか」を意識すると「目的」がはっきりしやすいです。
読む前のルーティン設定をする
とはいっても本を読むときなんとなくで読み進めてしまうこともあるのでルーティンを設定しましょう。
ぼくの場合、以下のようなルーティンがあります。
- 「この本を読むのはなぜ?」
- 「この本から何を学びたい?」
上記の2つを書いたメモを見直すようにしています。
「なんのために読むのか」が意識にすり込まれるので効果大です。
日々、読書を続けていると「目的」を見失いがちになるのでこのようなルーティンを1つ持っておくといいかもです。
1ヶ月1冊でもOK
3つ目は「速読」に関するお話でした。
「速読」は本の内容をほとんど吸収できない、なんてこともよくあります。
「何冊も読んだのに内容がまったく思い出せない…」ということがあるなら読書のスタイルを見直してみましょう。
正直言って読書は1ヶ月に1冊でもいいと思っています。
むやみに冊数だけ増やして知識は0なら読んでないのと一緒です。それなら1冊に集中して理解度を高めたほうがいいですよね。
まずは「冊数」よりも「理解度」を重視して本を読んでみましょう。
「今月は30冊読んだ!」と自慢してくる同僚よりもあなたのほうが知識量は多い、なんてこともありえます。
自分のペースで最適な読書をしていきましょう。
最後に:自分だけの「読書習慣」を作りましょう
さて今回は「読書しても「成長」が感じられないのには理由があります」というテーマで解説しました。ただ本を読んでいるだけだと「成長」にも差が出ます。
世の中の風潮的に「本をたくさん読んでいる人はえらい(賢い)」というようなイメージがあります。
ただこれは間違いです。いくら本を読んでいても内容が身についていなければ意味なしです。
このイメージのせいで「本をペラペラとめくって読んだ気になってしまう」人が多いのも事実です。
だからこそ、「1冊の理解度」に目を向けて本を読んでみてください。
生きていて本当に役立つような知識を本から吸収できるようになります。
ぜひ「自分」のための読書を意識してみてくださいね。
それでは今回はこれで以上になります。
ありがとうございました!